久々に入荷致しましたストーリアX4!
X4と書いてクロスフォーと読みます^^
知ってる人は知っている。知らない人は聞いたことも無い車輛でしょう・・・数年前まで僕もその一人でした。
X4がどんな車両なのかと言いますと、ラリー参戦を目的に販売されたモータースポーツベース車両です!
スカイラインで言うところのGT-R N1。はたまたEK9シビックやZN6ハチロクではモータースポーツベースと言ったところでしょうか。
上記に書いた大体のモータースポーツベースはレース出場に不要な装備(内装・ABS・贅沢装備)が簡素化されたりしただけで、エンジンやミッションは標準車と全く同じものとなっております。(GT-Rはタービンだけ違いますが)
しかしストーリアX4は一味も二味も違います!
搭載されるJC-DETエンジン内部の主要パーツであるクランク・ピストンは完全専用品!しかもクランクはなんと贅沢な鍛造クランク!
もちろん装着されるタービンも非常に大型の物で、ノーマルでブースト1.2Kgm!120馬力を発生しています!
ベースエンジンであるJB-DETの660ccからストロークアップされて713ccと言う中途半端な排気量はモータースポーツレギュレーションへ合わすために計算されたものとなっております!
もうお気づきの方も居られるでしょうが、X4のJC-DETエンジンは、スカイラインGT-RのRB26エンジンと同じような成り立ちと言う事なのです!!(おおげさ?笑)
ミッション内部ギアはクロスレシオ化され、各ギアの表面処理を変更することで713ccから発生される120馬力オーバーの出力に対応!
更に前後のデフには、新車時より機械式LSDが標準装備されています!
さてさて、色々と書きましたが要はダイハツが採算度外視でラリーのカテゴリー必勝のため(スズキに勝つため?)に作られた希少な車と言う事です^^
その結果、販売された台数は僅か777台!!
絶対に採算は取れていませんよね~^^;
他の細かいうんちくはWikipediaにお任せするとして・・・希少で貴重な車に間違いはございません。
しかも!そんなモータースポーツベース車であり、細かなモディファイをされる方が非常に多い車両ですが、入荷した車両は希少な修復歴無しのフルノーマル車両なんです♪しかも最終ロットに比較的近い後期型!
エアコン・パワーウインドウ(前席のみ)も装備されています!
そんな貴重な車輛を、しっかりと過剰(笑)にメンテナンスして販売させて頂こうと思います♪
次回はエンジン一式を下ろしてのエンジン周辺のメンテナンスとクラッチ交換をお届けいたします♪
お楽しみに^^